開発委員会

 (1)「映像酔いガイドライン検証システム」開発委員会とは?

映像の安全性を検討する上で、映像酔いなど映像の生体影響に関する国際ガイドライン作成の重要性が高まってきています。また、日本の基幹産業である映像産業を守るという観点からも、日本がリーダーシップを取って国際ガイドラインを作成する必要があります。

平成20年度には国際ガイドラインの数値化に向けた議論が本格的に進められようとしています。そこで世界に先駆けてガイドラインを検証するためのシステム開発を行うために設立されました。



(2)目的

映像酔いを防止するために、国際ガイドラインを検証するためのシステムの実用化を目的とします。

 

 

(3)委員長あいさつ

私たちは毎日IT機器に囲まれて生活していおり、テレビ、パソコン、携帯電話を介した映像コミュニケーションは、仕事だけでなく日常生活全般に渡り必要不可欠なものになっています。
そのような時代では映像の安全性に関心を払うことが社会の健全な発展に重要となってきました。安全性を科学的に検証するシステムの開発と国際ガイドラインの策定でわが国がリーダーシップをとることは、日本の映像制作やIT機器開発産業がさらに飛躍するためにも重要です。

                 「映像酔いガイドライン検証システム開発委員会」委員長 千葉 滋


(4)今後の目標

映像の大型化や高精細化はますます進むでしょう。映像酔いなど映像の生体に及ぼす影響が社会問題となる中、国際ガイドラインの策定が進められ、その規格原案の提案が平成20年度に行われようとしています。
今後は、映像関連の産業界からガイドラインを守するための具体的な手法や、さまざまな支援システムの早期開発が熱望されることになります。その第一歩として、信頼性の高い「映像酔いガイドライン検証システム」の開発を目指します。


(5)推進体制

開発委員会は、医学、工学、心理学、映像分野の研究者(国公私立大学、産業総合技術研究所)、企業、経済産業省、関連機関など、広い分野の一流の研究者や専門家で構成されています。国内はもとより、イギリス、アメリカ、オランダ、香港など諸外国の研究グループとも連携し、イギリスの独立テレビジョン機構(ITC)等とも必要に応じて協議をしながら進めています。


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