日本には「着物」という素晴らしい伝統文化があり、昔から女性を美しく輝かせてくれました。
最近ではその着物を日常的に身につける機会が少なくなってきています。
そんな現代人にとってより気軽に着ることができる洋服の方が利便性もあり、身近なものになってしまった結果なのかもしれません。
便利さ、手軽さを追求する時代だからこそ、もう一度昔から伝わる日本の文化に目を向け、それらを時代にあったものとして生まれ変わらせてあげたいと、着物をリメイクし洋服に蘇らせる新たなファッションが確立されてきました。
日本の伝統的な和をとりいれながらも、洗練された感覚の着物リメイクの服を作りました。

 

古布丸の着物リメイク作品の特徴

1.
この着物は「銘仙」(めいせん)という絹織物です。
素朴な光をもち、独特の張り感があり、養蚕が盛んな関東を中心に大正から昭和初期に流行しました。
鮮明な色彩と大柄な模様が特徴で、若い女性から大変愛されました。
これを、表地(襟、身ごろ、袖、おくみ)、裏地(袖、胴裏、八掛)に分けてほどいていきます。

 

2.
表地をほどいた状態です。
襟、袖、身ごろ、おくみをそれぞれ別々の布にして洗濯をします。
生乾きの状態でアイロンをかけ、リメイク用の布として再生させます。

 

3.
再生した布を素材に、材質の特徴を活かした洋服のデザインをします。
銘仙独特の張り感と、大きな柄を利用し、クラシックなジャケットに生まれ変わりました。

 

パリでの販売

海外の方は、日本の着物に大変興味を持ち、憧れる方が多いようです。
そこで、「芸術の都」「華の都」と呼ばれてきた「パリ」での、着物リメイク服の販売を展開してきました。
作品集のページに、パリで販売された作品の一部をご紹介しています。
イベントのページに、パリでの展示会の写真を掲載しました。
また、パリでの販売元「ねこのて」のブログ(フランス語)をご紹介いたします。
http://nekonote-passion.com/blog/

 

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